
HTCは、2024年9月18日、VIVE Focusシリーズの最新モデルであるXRヘッドセット「VIVE Focus Vision」を発表しました。このデバイスは、高性能なプロセッサーと多彩なセンサーを搭載しており、幅広いビジネスや個人ユースに対応します。
高解像度と広視野角を実現
「VIVE Focus Vision」は、片目2448×2448ドット(両目で4896×2448ドット)のLCDパネルを採用し、90Hzのリフレッシュレートで滑らかな映像体験を提供します。さらに、120度の視野角により、臨場感のある没入体験が可能です。
- リフレッシュレート90Hzでスムーズな映像表示。
- 120度の広視野角で、視覚的な広がりを感じるリアルな体験。
Qualcomm Snapdragon XR2搭載で高性能を発揮
このデバイスには、Qualcomm Snapdragon XR2プロセッサーが搭載されており、12GBメモリと128GB ROMを内蔵しています。また、microSDカードで最大2TBまでストレージの拡張が可能です。これにより、快適なXR体験が保証されます。
- 12GBメモリで処理速度が向上。
- 最大2TBまで拡張可能なストレージで、大容量データも安心。
多彩なセンサーで精密なトラッキングを実現
「VIVE Focus Vision」には、トラッキングカメラ×4、アイトラッキングカメラ×2、パススルーカメラ×2をはじめ、Gセンサー、ジャイロスコープ、赤外線センサー、深度センサーなど、多くのセンサーが搭載されています。これにより、低照度環境でも正確なトラッキングが可能です。
- アイトラッキングやパススルーなど、多様な機能で高精度な動作を実現。
- 低照度環境でも手の動きを追跡する赤外線センサーを搭載。
長時間使用に適したバッテリー設計
最大2時間駆動可能な着脱式バッテリーに加え、内蔵の予備バッテリーも備わっており、ホットスワップが可能です。外部電源入力もサポートしており、長時間の使用にも対応しています。
- 着脱式バッテリーで長時間の利用が可能。
- ホットスワップ対応でバッテリー交換時の中断を防止。
スタンドアロンとDisplayPort入力に対応
「VIVE Focus Vision」は、スタンドアロンでの利用が可能である一方、DisplayPort入力を備えており、外部デバイスとの接続にも対応しています。これにより、VR/XRを活用したビジネス用途やゲームといった個人利用まで、幅広いシーンでの活用が期待されます。
- スタンドアロン機能でケーブル不要の体験を実現。
- DisplayPort対応でPCやゲーム機との接続が簡単。
価格と予約情報
「VIVE Focus Vision」は、現在米国にて999ドルで事前予約が開始されています(日本での価格は未発表)。