
Googleは、Samsung製「Galaxy Chromebook Plus」とLenovo製「Chromebook Duet 11”」の2つの新モデルを発表しました。これにより、Chromebookのラインアップが強化され、両モデルには生成AI「Gemini」が搭載されています。価格はGalaxy Chromebook Plusが699ドル(約10万円)、Chromebook Duet 11”が339ドル(約4万9000円)からとなっています。
Galaxy Chromebook Plusの主な特徴
「Galaxy Chromebook Plus」は、15.6インチの有機ELディスプレイを搭載しており、輝度は400ニトで明るくクリアな映像を提供します。インテルのCore 3 100Uプロセッサを搭載し、8GBのRAMと256GBのストレージを備えたこのモデルは、これまでのChromebook Plusの中で最も薄く、最も軽いという特徴があります。
- バッテリー寿命は最大13時間。
- 新機能「Quick Insertキー」で、文章の編集やURLリンクの追加が可能。
このQuick Insertキーは、専用の機能を一括で呼び出すことができ、Gemini AIを活用した文章作成支援「Help me write」など、複数のツールがスムーズに使えます。
Lenovo Chromebook Duet 11”の主な特徴
「Lenovo Chromebook Duet 11”」は、10.95インチのタッチスクリーンを搭載し、WUXGA解像度と400ニトの輝度で鮮やかな映像を提供します。チップセットはMediaTek Kompanio 838を採用し、最大8GBのRAMと128GBのストレージを搭載。バッテリーは最大12時間の連続使用が可能で、キーボードつきカバーが標準装備されています。
- 背面カメラは800万画素、インカメラは500万画素。
- 別売りのタッチペン「Lenovo USI Pen 2」に対応。
また、Web版の「Goodnotes」が、このモデル向けに最適化され、手書きの感覚でメモを取ることができるのも特筆すべきポイントです。
Chromebook Plusに搭載されるAI機能
Chromebook Plusには、生成AI「Gemini」による新たな機能が搭載され、ユーザーの作業効率が大幅に向上します。特に、WebページやPDFを要約する「Help me read」や、100以上の言語に対応するリアルタイム翻訳機能「Live Translate」が追加され、YouTubeのライブやZoom会議でのキャプション翻訳が可能です。
- Help me readは、特定の文章をハイライトして理解をサポート。
- Live Translateは、家族からのビデオメッセージや会議の内容をリアルタイムで翻訳します。
さらに、ビデオ通話中にはノイズキャンセリングやマイクシミュレーション機能が提供され、クリアな音声体験が可能です。
Chromebook PlusのAI機能の未来
今後、Quick Insertキーはより多くのChromebookモデルにも導入され、AIによる画像生成機能も追加予定です。これにより、より多くのユーザーがChromebook Plusの強力なAI機能を享受できるようになります。
まとめ
「Galaxy Chromebook Plus」と「Lenovo Chromebook Duet 11”」は、最新のAI技術を搭載し、さらに進化したChromebookシリーズです。それぞれのユーザーニーズに合わせた高性能ディスプレイと効率的な作業支援ツールが搭載されており、これまでにない作業効率とエンターテインメント体験を提供します。これらの新モデルは、次世代のChromebookとして、多くのユーザーに愛されることでしょう。