
旧型のSocket AM4に対応したAMDの新CPU「Ryzen 5 5600T」と「Ryzen 3 5300G」が販売開始されました。価格はそれぞれ24,800円と18,800円で、両モデルにはCPUクーラー「Wraith Stealth」が付属しています。
Ryzen 5 5600TとRyzen 3 5300Gの主な特徴
AM4ソケット対応の新しい選択肢
「Ryzen 5 5600T」と「Ryzen 3 5300G」は、AMDの旧型ソケットであるAM4に対応しており、Zen 3アーキテクチャを採用したデスクトップ向けプロセッサです。AM4プラットフォームは2017年3月に登場し、7年以上の長い歴史を持つため、多くのAM4マザーボードと互換性があります。これにより、AM4ユーザーが最新アーキテクチャの恩恵を享受する機会を提供しています。
Ryzen 5 5600T:高パフォーマンス6コアCPU
Ryzen 5 5600Tは、既存モデル「Ryzen 5 5600XT」からクロック速度が抑えられたモデルですが、6コア/12スレッドのパワフルなスペックを備えています。以下が主なスペックです。
- コア/スレッド:6コア / 12スレッド
- ベースクロック:3.5GHz
- 最高ブーストクロック:4.5GHz
- TDP:65W
このモデルは多くの並列処理が必要な場面でも優れたパフォーマンスを発揮し、ゲームからクリエイティブ作業まで幅広い用途に適しています。
Ryzen 3 5300G:内蔵GPU搭載のAPUモデル
一方、Ryzen 3 5300GはGPUを内蔵したAPU(Accelerated Processing Unit)で、Radeon Graphicsを搭載しています。以下が主なスペックです。
- コア/スレッド:4コア / 8スレッド
- ベースクロック:4.0GHz
- 最高ブーストクロック:4.2GHz
- L3キャッシュ:8MB
- GPU:6コア、クロック1,700MHz
- TDP:65W
元々はOEM向けのモデルとして提供されていましたが、今回リテールパッケージでの一般販売が開始され、幅広いユーザーが手に入れられるようになりました。
今後の発売予定モデル:Ryzen 5 5600XT
これらのモデルに加えて、11月8日には「Ryzen 5 5600XT」の発売も予定されています。より高いクロックとパフォーマンスを求めるユーザーには、こちらも注目のモデルです。