
台湾で開催中のCOMPUTEX 2024において、ZOTACがブースを出展しています。展示されている注目の新製品には、ハンドヘルドゲーミングPC「ZONE」や、ミニPC、リュック型PCのアップデートモデル、そして新規参入のGPUサーバーがあります。
ハンドヘルドゲーミングPC「ZONE」
ZOTACは新たにハンドヘルドゲーミングPC「ZONE」を開発中です。ミニPCやリュック型PCで知られる同社ですが、今回初めてハンドヘルド型の製品に参入します。発売は夏頃を予定しています。
「ZONE」は、押し込みの深さを2段階で変えられるトリガーボタン、ホールエフェクトセンサーによるアナログスティック、スティックの根元部分に備えられたダイヤル、左右のタッチパッドなど、操作性にこだわった設計が特徴です。ディスプレイは7型フルHD AMOLEDパネルで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。
主要スペックは以下の通りです:
- CPU:Ryzen 7 8840U
- メモリ:16GB LPDDR5X
- ストレージ:512GB M.2 NVMe SSD(PCIe 4.0対応)
- OS:Windows 11 Home
- インターフェース:USB4×2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、microSDカードスロット、電源ボタン一体型指紋認証センサー、イヤフォンジャック
- サイズ:310×135×40mm
- バッテリ容量:48.5Wh
ミニPCとリュック型PCのアップデート
ZOTACのZBOXシリーズでは、ミニPCやリュック型PCのアップデートが行われました。CPUがCore UltraやRyzen 7 7840HS、Core i7-14700HX(リュック型)に変更され、性能が向上しています。また、外付けGPUボックス「EGB-AD3500」も展示されています。こちらはNVIDIA RTX 3500 Adaを採用し、Thunderbolt 3接続で、DisplayPort 1.4a×3を備えています。
GPUサーバーの新展開
ZOTACは新たにGPUサーバーの展開を開始しました。ラックマウントタイプ「ZRS-3220M4」とデスクトップタイプ「BOLT TOWER WORKSTATION 510G-IX1P7E」が用意されています。これらの製品はベアボーンのような状態で販売され、カスタマイズの幅が広がることで、ベンダー側が独自のサービスを展開でき、顧客層の拡大に寄与するとしています。ラックマウントタイプは最大10基のスロット厚ビデオカードを搭載可能です。